UM790 PROをノートPC代わりに1か月強使って思うこと

(今回のテキストはこの記事を前提としたものになります。)

 

ノートPC代わりにミニPCを持ち歩いて日常的に使うということにしてから、気づいたらもう1か月経っていた。

これを聞いた人がぱっと思いつくこととしては、持ち歩くものが多くなって面倒くさそう、という感じだと思う。その点はノートPCとの相対的な比較においては事実だと言えるけど、しかし、それ以上に良い点というのも多くあるのも事実なので、1か月使った経験のなかでメリットとデメリットを考えてみることにした。

 

ただ、基本的には1か月前に書いた記事でまとめたメリットデメリットとけっこう重なる部分もある。今回はそれをベースとして、印象の変わった点・変わらなかった点という形でまとめていこうと思う。

恐らく先にデメリットから書いたほうがこういう記事を読む人の需要に合うと思うので、デメリットから。

 

〈一か月前〉

①設置作業は当然ノートPCよりかかるし、機材が一つにまとまってないので忘れ物が出やすい

地味にカメラ+マイクがついてないのがつらい

③ノートPCよりは重いことが多い

直接バッテリーとつながっているわけではないのでケーブルが抜けてしまえば電源が落ちるリスクが常にある

電車内などでラップトップとして使うことができない(タッチパネル式のモニターであればなんとかできるが作業が限られる)

 ↓

〈現在〉

①設置作業は当然ノートPCよりかかるし、機材が一つにまとまってないので忘れ物が出やすい → 事実

地味にカメラ+マイクがついてないのがつらい → ほぼ気にならない

③ノートPCよりは重いことが多い → 人によっては気にならない

直接バッテリーとつながっているわけではないのでケーブルが抜けてしまえば電源が落ちるリスクが常にある → 最も懸念すべきデメリット。対策が急務。

電車内などでラップトップとして使うことができない → そもそもあまり必要な機能ではない

といったところだろうか。

 

については間違いない。ノートからミニPCに切り替えると、

  • ミニPC本体
  • モバイルモニター
  • モバイルバッテリー or 充電器
  • USB-Cケーブル2本
  • 無線キーボード
  • 無線マウス

が必要となる。ノートPCは(マウスを除けば)これがすべて一つにまとまっているわけで、持ち物という観点から言えば圧倒的にリーズナブル。

忘れ物に関しては、この1か月で充電器を一回、利用した飲食店に置き忘れただけだったので、案外少なかった。

 

についてはスマホを手元に持っていたので正直あまり気にならなかった。

音声でのやり取りはスマホでやり、画面共有が必要な場合にはPCから別途入って共有という形で十分だった。

スマホでできることとPCでできることをもう少しすり合わせればもう少しいろいろな場面で役に立ちそうだと思った。

 

については、個人的な環境の話になるが、リュックサックを普段から利用しているためか体感は正直あまり変わらなかった。

これは丈夫さとの引き換えの話になるが、ノートPCは軽さを求めることもできる反面、軽すぎれば故障が頻発する。軽さ重視のノートについて購入から2年以内で壊れたものを複数個体見ている点からも、壊れやすいという意見についてはある程度の蓋然性があると思う。

なので、ある程度丈夫さを求めると、結局ミニPCで必要な機材を運ぶ際の重量とあまり変わらなくなってくる。

 

については、③と逆にミニPCが壊れてしまう最も注意すべき点だと思う。

特にOSの読み込み段階で電源が切れると、OSそのものの調子が悪くなってクリーンインストールを余儀なくされる可能性があるので、突然の電源遮断がないような環境を整えたいと今考えている最中。

この観点から今、個人的に一番欲しいものは、PD3.0以上の給電口が2口あるタイプのモバイルバッテリー。これを充電器につなぎつつPCに給電という形が構築できれば、ある程度の事故は防げるはず。

これに対応しているモバイルバッテリーが意外とないので、もしあったら教えてほしいぐらいですね。

 

については滅多にそういう状況に陥ることがないので今回は割愛。

ただ、どうしてもそういう必要がある場合には修理から返ってきたノートPCを使う予定。

 

これ以外には特に思いつくデメリットは経験しなかったが、①と④のデメリットが重い

と考える人はけっこういると思う。

 

次にメリット。

〈一か月前〉

CPUその他各部の温度が低い(だいたい30度台)

上記のおかげで簡単に性能を発揮しやすい

③起動音が極めて静か。電源のLEDがついてないと電源がついてるかわからないぐらい。

筐体が丈夫なのでノートより故障しにくい(はず)

モニターもキーボードも好きなものを選べる

うまくいけばノートPCより電源の持ちの良いモバイルバッテリーを使用できる

 ↓

〈現在〉

CPUその他各部の温度が低い(だいたい30度台) → 変わらない

上記のおかげで簡単に性能を発揮しやすい → 変わらない

③起動音が極めて静か。電源のLEDがついてないと電源がついてるかわからないぐらい。 → 変わらない

筐体が丈夫なのでノートより故障しにくい(はず) → たぶんあってる

モニターもキーボードも好きなものを選べる → 否定する余地なし

うまくいけばノートPCより電源の持ちの良いモバイルバッテリーを使用できる

 → 最近40000mAhのモバイルバッテリーを購入したので8時間ぐらいは無充電で作業できる

 

こちらについてはほとんど見直す必要がないと思う。

総じて言えば、どのメリットも使用者のテンションが上がる(?)といったような感じで、⑥以外は実作業的な面よりはこの構成を使い続けることで長期的に実感できるメリットであると言えるだろう。

それだけに、使い始めのちょっとした面倒さを引き受けることができるかどうかがカギになってくると思う。

 

個人的には、筐体が直方体型なので、ノートPCの時のように筐体に無理な力がかかっていないかとか、衝撃を与えたら壊れてしまうのでは、といったようなことを気にする必要がなくなった点が、精神衛生上非常に良いと感じている。

基本的にはこれからもノートPC代わりに使っていくことになるので、また改めて気づいた点があればこちらに記そうと思います。