真っ白なメインPC ver.2024-03【RTX4090, Ryzen9 7950X3D】

正面斜め下から。2023年から若干構成が変わっています。

メインPCに使用しているパーツについてざっくばらんに書いてみました。

まずは全体の構成からです。(2024年現在の新規追加パーツは赤字

【CPU】AMD Ryzen9 7950X3D

GPUGIGABYTE GeForce RTX 4090 AERO OC 24G

【M/B】ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI

【RAM】TEAM T-FORCE DELTA RGB 64GB (32GBx2 DDR5 6000MHz CL38-38-38-78 1.35V White)

【CPUクーラー】ASUS ROG STRIX LC II 360 ARGB WHITE EDITION

SSD】SK Hynix P41 1TB、2TB

PSUSuper Flower Leadex Ⅶ 1300W Gold White

【CASE】Corsair 5000D Airflow Tempered Glass White

【FAN】Thermalright TL-B12W×6|Thermalright TL-K12W×1Arctic P14 PWM×2|Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm×2 

 

次に、各パーツ所感。

 

【CPU】RYZEN9 7950X3D

7950X3Dは発売日当日(2023.03.03)、運よく購入できたものです。とにかく熱処理が7950Xと比べて段違いによいです。

詳細レビューは価格コムのレビューに載せましたが、最初の処理さえ済ませてしまえば、あとは温度や電圧等何も調整せずに最高性能が楽しめるCPUといった感じです。

Zen4全般に言えますが、低電力時の性能がすさまじいので、7950Xから少しTDPを落としただけではベンチ含めほとんど性能が変わらないのですが、その点が7950X3Dでは最も活きた形になっています。

詳細なレビューは以下の価格コムに記載しました。

review.kakaku.com

GPUGeForce RTX 4090 AERO OC 24G

個人輸入しました(2023.04.06到着)。

個人輸入は初めてでしたが、NEWEGGではドルが円表示になることと、Amazon.comのようなデポジットがいらず基本レートにしたがった金額なので、感覚としてはアマゾンで購入するのとあまり変わりありませんでした。

AEROシリーズは国内的にはVISIONの後継として高付加価値のシリーズとなっているため、国内発売額も高額になることが予想されたのですが、後に国内販売された際(2023.07.27)、国内価格は27万2千円ほどでした(現在(2024.02.18)は値上がって32万ほど)。結局paypal経由で購入した際の値段とほぼ変わらなかった。。

……それはさておき。

個人的にですが、今世代のRTX4090の白グラボの中では、GALAXのHOFやASUSのSTRIX、あるいはELSAの白い4090よりもシンプルで際立った綺麗さを見せていると思います。

私が自作を始めてからの(短い期間ではありますが)歴代の中でも最も綺麗なGPUだと思ったので、海外で発売されたと知ってからほとんど即決での購入でした。

欲を言えばもう少しだけ小さいサイズであれば言うことがないのですが……まあその分冷却性能は抜群です。消費電力もOCが控えめな分それほど高くなりません。その点も私の好みです。

以下、価格コムにて詳細レビューです。

review.kakaku.com

【M/B】ASUS ROG STRIX B650-A GAMING WIFI

白いマザーボードはいくつか出ていますが、7950X3Dであれば定格使用が前提となり、拡張性などを見てもX670Eを選ぶ理由があまり見当たらなかったので、B650の中から気に入ったものを選びました。

同価格帯の強豪と比べて、特にUSB-Aの数が少ない点は人を選ぶと思いますが、USB-A3.0はすべてGen2、つまり10Gbpsなのと、USB-Cがリアに2ポートある(20Gbps、10Gbpsそれぞれ一基ずつ)ので、ポート数が少なくてもデータを高速で移動させたいというような需要がある人にはいいかもしれません。

VRM60Aのものが12+2基なので、ちょっとしたOC程度であれば十分に耐えられます。

またM.2はCPU直結のスロットがPCIe5.0対応で、他は4.0のものが2ポートですのでゲーム用途であれば十分です。

その他詳細なレビューは以下の価格コムに記載しました。

review.kakaku.com

RAMTEAM T-FORCE DELTA RGB 64GB (32GBx2) DDR5 6000MHz CL38-38-38-78 1.35V White

XMP3.0対応ですが、現在ではEXPOのプリセットも用意されており、Ryzenでも難なく通ります(まあプリセット自体は変わらないのでどちらを使ってもいいのですが)。

4枚挿しで高クロックを目指す人にとっては残念ですが、2rank品なので3600mhzでしか通りません。実際に私の環境で試しましたが、4800すら通りませんでした。タイミングなどをもっと細かく弄れば通る可能性もありますが、それだけシビアだということです。

これは余談ですが、こちらの16GB×2のバージョンの製品では1rank品が使われているからか、4枚挿しでEXPOの6000mhzのプリセットが普通に通りました。

 

CPUクーラーASUS ROG STRIX LC II 360 ARGB WHITE EDITION

メモリOCなしの場合にはアイドル時36℃ほど、OCすると40℃前後です(室内20℃)*1。ZEN3のときには同条件でメモリOCあり(3600mhz)で33-34℃ほどだったので、6度ほど上がっていることになります。

ただ、ゲームなどの高負荷時でも最大70℃を超えたぐらいの温度なので、十分冷やせていると思います。

review.kakaku.com

SSDSK Hynix P41

最近店舗にも流通するようになったSK HynixのSSDです。

同じくSKHynixのソリダイムブランド(元インテルSSD部門)からハイエンド品としてP44 Proが流通していますが、P44はP41からコントローラにアップデートが入り、各種数値が若干向上している代わりに消費電力が多めになっています。

どこかのサイトで、コントローラ、RAM、NANDを調べられた人がいましたが、そちらの情報を見るとより詳しいことがわかると思います。

値段自体はSKHynixから出ているもののほうが安いので、ソリダイムのものが気になる場合にはこちらの製品を買ったとしても同じ使用感を得ることができます。

但し、2024年2月現在、コントローラの影響か、一定期間使用した後にリードの値が極端に下がってしまう現象が発生しているようです。私も同じ症状に陥りました。応急的な対策として、Defragglerというソフトを用いて、空き部分をOptimizeという機能で0埋めすると解消しますが、またある程度使った後に同じ症状が出ないとも限らないので、改良版のファームウェアの案内が出るまでは購入を控えたほうが良いかと思います。

 

PSU】Super Flower Leadex Ⅶ 1300W Gold White

2023年の8月に発売されたばかりのLeadex新シリーズのGold電源です。Vシリーズで問題となっていた、電力上限の余裕のなさもしっかり対策されているようで、また超花が長らく苦手にしていたファンもかなり静かなものとなり、ナイス電源と言って差し支えないと思います。

またつい最近、同シリーズのPlatinum電源も発売されたようです。こちらは最大で1200Wとなっており、また国内では黒バージョンのみの発売となっているようです。

 

【CASE】Corsair 5000D Airflow Tempered Glass White

ミドルタワーとしてはどこを取っても少し大きめのサイズですが、その分取り回しはしやすいです。今回GPUの上に実験的に140mmファンを2つ設置してみたのですが、幅に余裕があるため普通に収めることができました。

サイドにもファンやラジエータを設置できるため、CPUとGPUでエアフローをある程度以上切り分けることができ、ある意味では理想のケースと言えます。

個人的にはこの切り分けができることが最大の利点だと思っています。

詳細レビューを価格コムにて掲載しています。

review.kakaku.com

【FAN】Thermalright TL-B12W×6|Thermalright TL-K12W×1|Arctic P14 PWM×2|Alpenfoehn Wing Boost 3 ARGB White Edition 140mm×2 

最近は安価で2000rpm前後で回るファンも増えてきましたので、TL-B12Wも120mmとして標準的なスペックのファンになってきたかなという印象です。

まあ2000も回れば風量も十分ですし、最近何個か出てきている3000rpmの製品は回転数の上限が上振れしている分静音性を犠牲にしているものが多いので、私としては相変わらずTL-B12Wを使い続けるつもりです。静圧性能も高いですし。

 

【総評】

以前にも書きましたが、自分が思っていたより3倍ぐらいは満足度が高いです。

いまだに、疲れたときなんかはぼーっと15分ぐらい中身を眺めています。

また冷却性能と静音性を両立できているので、ゲーム時も含めてストレスなく日常使いできています。

唯一の不満点は、ファンの数が簡易水冷のものも含めて合計で14個と多く、またARGBのケーブルも6本ほど必要なので、そのあたりのケーブルマネジメントが難しいというぐらいでしょうか。

電源を変えたりファンの構成を変えたり、去年白色PCが完成した後もマイナーチェンジをちょこちょこ続けていますが、今年後半から来年にかけて次世代Ryzen(Zen5)が登場してくる可能性が高いので、CPUの交換を視野にサブPCの構成などをそろそろ入れ替える予定です。

実はサブPCも白染めになってるのですが、中身を入れ替える前にこちらも備忘録として記事にする予定です。

 

*1:2023年7月27日現在、つまり一年でも最も暑い時期、冷房26℃で冷やされた室内でのアイドル時が41‐2℃程度。まあよく冷えてるとは思います。